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  • 執筆者の写真家庭教師のMIC

高校受験お疲れ様でした

昨日公立高校の受験合格発表がありました。


受験をされた皆様、お疲れ様でした。




合格した方の喜びはひとしおでしょうし、不合格になった方の悔しさもまた、辛いものでしょう。


かく言う私も、公立高校の受験は不合格でした。





ただ、忘れてならないのは、高校受験で人生の全てが決まるわけではない、ということです。


合格して喜ぶのも、不合格で悔しい思いをするのも、歳をとってから振り返ると、青春の甘く楽しく酸っぱく苦くイタい思い出の中の1ページです。





ですが、青春という本は何百ページもある分厚いものです。


公立高校に合格してもしなくても、これから始まる新たな高校生活で、高校生のみなさんは何百ページと甘く楽しく苦く酸っぱくイタい思い出を人生に刻んでいきます。


受験は人生の通過点です。合格も不合格も人生のゴールではありません。





受験に合格した皆さんは、ゴールした、と思い込んで浮かれていると、新たに始まる高校生活を空疎に過ごしてしまいかねません。すぐに高校生活の目標を立てて、具体的な行動を起こし始めましょう。



また、合格した皆さんの影で、不合格になって涙している人もいることを忘れないでください。


合格=「勝ち」とする古い考え方は、社会経済の激変期にあり、企業でも社会的責任が重視される現代では「負け組」の考え方で、広く周囲の人々に対する理解と配慮が求められるのが現代的価値観です。






受験に不合格になった皆さんもまた、これで人生が決まった、と思い込まないでください。歳を取れば分かりますが、失敗は成功の母と言うように、挫折した経験は次のステップに向かう上で、非常に大切な糧になります。



努力して挫折する経験は、人生において非常に大切です(努力していなければ、挫折ではなく「屈折」です)。


挫折した経験があれば、苦境に立っている人の苦しみが分かり、この経験をうまく生かせば、例えば組織で部下を率いる時など、対人関係に役立つでしょう。


また、自分の思い通りに物事が進むとは限らない、という教訓は、人生を歩む上でも社会を見る際にも大切です。13年前の原発事故は、科学技術を宗教的に信仰し、過信したために起きました。





私自身は受験勉強をほとんどしていない生徒でしたので、高校を不合格になった後はふてくされてばかりいました(これが「屈折」)。おまけに進学後も学校に不満で、1週間後には退学してやろうかな、とまで思いました。



しかし、高校での数学と社会の授業が面白く感じられ、高校でようやく学習に身が入るようになり、卒業時には文系の総代にまでなりました。


今振り返ると、私は公立高校に不合格になって良かった、と思っています。





受験に合格するもしないも、そこで喜んだり落ち込んだりするのも、大切な人生の経験です。


でも、それで人生の全てが決まるわけではありません。


受験という青春の1ページはすでに刻まれて、ページはめくられました。


新たな、甘く楽しく酸っぱく苦くイタい青春のページは刻まれつつあります。


受験の結果はどうであれ、新たなステージに向かっていきましょう。





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