無理をしすぎる頑張りをしてはいけません
- 家庭教師のMIC
- 2022年8月30日
- 読了時間: 2分
世の中というのは、子供たちには無垢に頑張ることを何かと要求します。
自分で目標を決めて、その目標を達成するために努力することは、決して悪いことではありません。時には苦しい段階を乗り越えることも必要です。それによって目標を達成すれば、自己肯定感も育まれ、良い対人関係を築く糧になるでしょう。
しかし、心身の限界を超えた無理をしてはいけません。
例えば、夏の炎天下で、「目標を達成するためだ」として、具合が悪くなっても無理に運動を続けるとどうなるでしょうか。
熱中症になり、時には命さえ失いかねません。そうなると、もう二度と努力などできなくなってしまいます。
このことは、肉体的な限界にだけでなく、精神的な限界にも当てはまります。
学校生活になじめず学校に行くことが地獄のように感じたり、学習をしていると吐き気やめまいを感じたりする場合に、無理に「努力」をして学校に行ったり学習を続けたりしたらどうなるでしょう。
精神疾患を患ってしまって、社会生活を送ることが困難になる危険性があるだけでなく、時には自他を傷つけて取り返しのつかない事態を招くことさえあります。
自身の心身の「苦しい」の程度は周りの素人が見て取れるものではありません。ですので周囲の「頑張れ」の声に流されて、心身が悲鳴を上げているのに限界を超えた「苦しい」を克服しようとしてはいけません。
特に中高生は、精神的肉体的に成長を続けている時期である一方で、挫折経験が乏しいので、限界を超えた努力してしまう傾向があります。
しかし、無理のし過ぎは禁物です。心身が悲鳴を上げている時には、しっかりと心身を休めることが大切です。休むことも「努力」であり、休む決断をすることも「勇気」です。
努力をする前提には、努力ができる自分自身と周りの環境があります。反対に言えば、努力ができる環境が無い人は、努力のしようがありません。
ですから、まずは努力ができる環境を整える努力をしましょう。その時には、信頼できる人に相談する勇気もまた大切です。
繰り返しますが、まずは努力ができる環境を整える努力をしましょう。
無理のし過ぎはいけません。休むことも努力の一つです。

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