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模擬試験の受けすぎに注意してください。

  • 執筆者の写真: 家庭教師のMIC
    家庭教師のMIC
  • 2022年9月7日
  • 読了時間: 3分


私は、模擬試験の受験料には解説の分も含まれている、と常々申しております。


試験の結果も大切です。しかしそれ以上に、解説を見ながら試験の見直しをして、どこで引っかかったのかを確認し、次には解けるようにする態勢を作っておくことが大切です。


なので、見直しをしない模擬試験というのは、試験の雰囲気を味わったり、試験問題に慣れたりする以外には意味がありません(それも大切ですが)。つまり、試験自体は学力を伸ばすものではないので、試験ばかりを受けていると、学習時間を削る原因にもなります。


わたくしが生徒にお願いしているみやもしの受験回数は3回です。7or8or9月、11or12月、1月です。夏休み前後と冬休み前に自分の学力を把握し、合格基準偏差値との差を確認してもらいます。その上で、冬休み後に進路決定のために受けてもらいます。


模試を3回だけ受験することを勧める理由は、第一に12月までは学校で習っている内容をまず優先的に学んで定着してもらいたいからです。先取りをするよりも、学校で習うことを予習し、さらに復習する方が、相乗効果があり、学習時間に対する学習効果の費用対効果が安いです(ただし、高専や県外の有名私立高校を受ける場合は、話が異なります)。


第二に、実力テストもあるからです。学校の実力テストは、県や市単位で行います。、そこですので出る偏差値というのは、みやもし等で得られた合格基準偏差値に照らし合わせば、生徒自身の成績の現状というのは大体のところ分かります。


例え模試3回でも、中学3年生の受ける模試と実力テストの合計数は、多い場合には10回を軽く超えてしまいます。その受験したテストを全て見直しすれば、相当実力が備わります。反対に見直しをしなければ、模試も実力テストもただ偏差値を出すだけの作業になってしまいます。模試や実力テストは、見直しができる程度で受けましょう。



最近、高校一年生の燃え尽き症候群が問題になっています。高校に入ることだけを考えて、半年以上「勉強」漬けになり、ようやく終わった、と思っても、高校入学前に予習の課題が出されます。


高校受験に臨む際には、メンタル面も含めた体調管理が大切です。休息や気分転換というのは絶対に必要です。そうでないと、高校に入ってから崩れる危険性もあります。


ですので、受験生の模試の受けすぎには甚だ疑問に思っています。模試を受け続けると、休日が無くなってしまい、心休まる暇がなくなります。


私は生徒の受験の合否以上に、高校合格後の生活を一番心配しています。過去に指導していた生徒が、高校に入ってから学習も部活も遊びも充実させていることを耳にすると、一番ほっとします。


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