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模擬試験について

  • 執筆者の写真: 家庭教師のMIC
    家庭教師のMIC
  • 2020年6月16日
  • 読了時間: 3分

更新日:2020年6月16日

3年生になり、高校受験や大学受験が迫ってくるようになると、模擬試験を受けるようになります。特に大学受験を間近に控えた高校3年生になると、毎月1~2回は各種模擬試験を受けることになります。



模擬試験を受ける意義は、①自分の実力を知る。②試験の問題形式と雰囲気に慣れる、③見直しをすることで実力を涵養する、ことにあります。

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ここで忘れて欲しくないのは③です。模擬試験の料金は、決して偏差値と合否判定を見るために対してだけ払っているわけではないということです。



模擬試験は最高の参考書だと思って下さい。



解説を見ながら模擬試験の見直しをきちんとすれば、成績は自ずから上がっていきます。試験の際には集中して問題を解こうとしているので、問題も悩んだことも記憶に鮮明に残っています。ですので、なぜ間違えたのか、どうすれば正答にたどり着けたのかを確認すれば、それは容易に実力として定着します。試験後なるべく早く、記憶が鮮明なうちに見直しをするとよいでしょう。



その時に、英語や古典では、分からなかった単語をピックアップして単語帳を作り暗記をすれば、さらなる成績向上につながります。



※最近、特に英語で何かと市販の単語帳で単語を覚えさせようとする風潮があります。しかし、単語帳に載っている単語は「死んだ」単語です。文章の中で分からなかった単語を辞書を引いたり模擬試験の解説で確認する方が、「生きている」単語を覚えられ、より正確な単語の意味を覚えら、さらに効率よく単語を覚えられます。



一方で、模擬試験での順位や偏差値については、敏感になりすぎないでください。大切なのはあくまでも「大体の」合否判定です。なぜなら、模擬試験はあくまでも「模擬」なので、実際の試験とは採点方法が異なるからです。



と言うのも、本番の試験は学校教育の現場に立つ人たちである一方、模擬試験の採点者はそうではないからです。こちらをご覧ください。

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お分かりになるように、模擬試験の採点者はあくまでもアルバイトの人たちです。その時の採点は、マニュアルに沿って〇×をつけるという方法です。ですので、特に国語や英語、社会では、マニュアルが想定している以上の高レベルの回答をすると、×を付けられることもあります。



しかし、当然ながら本番では学校の教員が採点していますので、「マニュアルが想定している以上の高レベルの回答」には〇がつけられるでしょう。



ですので、模擬試験での細かい順位や偏差値に、気をもみすぎないで下さい。「大体の」合否判定が大切です。



そして、もう一度強調しますが、模擬試験は解説を含めてお金を払っていると考えてください。ですので、必ず見直しをするようにしてください。



なお、中学生は毎月模擬試験を受ける必要はないと、私は思っています。なぜなら、学校で行う実力テストは模擬試験と同じような意味で行われているからです。実力テストの偏差値を、模擬試験の合否判定表に照らし合わせれば、大体の合否判定はできます。



一方で、模擬テストを沢山受けて実力テストの見直しができなくなるのであれば、実力テストの意味も模擬テストの意味も半減しま


す。実力テストは模擬テストとほぼ同じような作りですので、うまく利用してください。



中学生の模擬試験は、見直しが自分ででき、かつ進路判定ができる程度に、夏休み前、冬休み前、冬休み後の3回受けることを。私はお勧めしています。

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