成績を上げるためにすべき最低限のこと
- 家庭教師のMIC
- 2022年10月5日
- 読了時間: 2分
更新日:2022年10月9日
成績を上げるために一番忘れてはならないことは何でしょうか?
それは、しっかり睡眠をとり、きちんと朝食を摂ることです。
まず、睡眠は記憶の整理時間です。ですので、睡眠を削って勉強を続けても、記憶の整理時間が少なくなるので、勉強したことが長期の記憶として残りにくくなります。
テスト直前に徹夜をして勉強した経験のある保護者の方も多いと思います。しかし、そうやって勉強して得た知識は、翌日のテストが終わるとどこかに行って消えてしまいがちです。「徹夜して勉強したよなぁ」と振り返ってみた時に、その「徹夜して勉強した内容」はどれだけ覚えていらっしゃるでしょうか。
また当たり前ですが、睡眠不足で授業を受けても、集中力が欠けているので、授業内容は頭に入りにくくなります。それを授業後に補おうとするのならば、コストパフォーマンスが悪すぎます。
さらに、睡眠不足は健康の大敵です。睡眠を削って高得点を取ったとしても、病気になったり注意不足で大けがをしてしまったりすれば、受験どころではありません。
ですので、栄養ドリンクを飲みながら、夜遅くまで勉強するというのは、長期的な視野で実力を養おうとするならば、ほぼ意味のないことです。
次に、朝食のことについてです。朝食を食べないで学校に行けば、育ち盛りの児童生徒は、授業の途中でお腹が空いてしまい、授業に集中できなくなります。
また、脳はエネルギーを多量に消費します。ですから朝にエネルギーを補充していないと、脳の防衛反応が働き、エネルギーを消費しないように動きを鈍くしてしまいますので、やはり授業内容が頭に入りません。
さらに、きちんと栄養を摂取していないと、これまた病気や大けがの原因になりかねません。大病や大けがになってしまえば、やはり受験どころではありません。
ただし忘れてならないのは、朝食を摂取した後には、きちんと出すものは出しておく、ということです。というのも、食事後は胃腸の働きが活発になり、身体が注ぐエネルギーが胃腸に集中するので、眠くなりがちです。ですから、出すものは出しておいて胃腸の負担を軽くし、腸内環境を整えておきましょう。
また、学校で授業が始まるまでに、食べたものを消化する時間を確保しておくことも大切ですので、授業が始まる1時間前までに食事は済ませておきたいです。
要するに、まずはきちんと生活しましょう、ということです。勉強のために生活を乱すというのは、本末転倒です。きちんと生活ができる範囲内で勉強しましょう。それでも十分に成績を伸ばすことは可能です。

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