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志望高校の決め方②(補足)

  • 執筆者の写真: 家庭教師のMIC
    家庭教師のMIC
  • 2023年6月14日
  • 読了時間: 2分

志望高校の決め方① の続きです。


前の記事でも少し触れましたが、志望先の高校によって、進学できる大学が異なってくる、という問題についてです。


高校の合格基準偏差値は、単にその高校に合格するのに必要な学力を表わしているだけでなく、その高校に入ってから受けられる/受けなければならない授業で必要な学力も表しています。


ですので、偏差値40、50、60の3つの高校があれば、授業内容はそれぞれの偏差値に合わせた内容になり、全て異なります。



この結果問題となるのは、大学の進学先です。


偏差値40の高校に進学した場合には、どんなに高校で努力して成績を伸ばしたとしても、高校の授業内容だけでは、国公立大学に合格することは不可能です。なぜなら、高校の授業が大学の一般入試を受験をできるようなものにはなっていないからです。


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なぜこんなことになっているのでしょうか。


現在、私立大学の推薦入試・AO入試での合格割合は、50%を越えています。そのため、偏差値が低めの高校は、生徒が大学進学を考慮する場合には、推薦入試で合格させることを最優先にしています。一般入試での進学は、私立大学とても非常に狭き門になっているので、偏差値40代の大学でも偏差値が高めの高校の生徒と競わなければならず、非現実的な選択肢になっています。


そのため、大体偏差値50未満の高校は、事実上大学の一般入試を放棄しているに等しいです。偏差値50未満の高校に進学し、なおかつ大学進学を目指す場合には、私立大学への推薦入試が現実的な選択肢である、ということは押さえておきたいです。


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もしそうした高校に進学しても大学への一般入試を考えるのならば、高校1年次から予備校や塾に通って、入試対策を始めましょう。偏差値60以上の高校と偏差値50未満の高校では、高校1年次から使っている教科書が全く異なります。


また、商業や工業等の専門的なコースに進学した場合も、国公立大学の一般入試は難しいです。なぜなら、そもそも国公立大学を受験するのに必要な教科が、授業を受けるだけでは揃えられないからです。


ですので、将来国公立大学を目指す場合には(特に理系)、最低でも偏差値55の高校に進学した方が良いでしょう。偏差値が50未満の高校から国公立大学を目指すのであれば、ほぼ確実に予備校や塾に通う必要があります。


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