夏休み明けに注意してください
- 家庭教師のMIC
- 2022年8月19日
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毎年注意が喚起されることですが、夏休みが明けて学校が再開することは、児童生徒に大きなストレスを与えます。恐らく学校に行きたくない、とぐずる児童生徒が多数出現するでしょう。そのことを教育行政もしっかり考えて、最初の登校日の授業は大体午前中だけで終了します。
同じストレスの原因(ストレッサー)に対してストレスを受ける度合いは、人によって異なります。人参が好きな人もいれば嫌いな人もいます。あるいはアレルギー反応を起こす人もいますし、なんとも思わない人もいます。それと同様に、学校生活から受けるストレスの度合いも、個々の児童生徒によって異なります。
私は、基本的に学校には通った方が良いと考えています。公教育ほど、廉価な教育の機会を提供してくれる場は無いからです。ですが、その前提として児童生徒の健康が確保されなければなりません。
夏休み明けでも、心身に異常が見られず、学校生活への拒否反応が無ければ、その児童生徒が学校に通い続けることは問題ありません。しかし、学校生活への拒否反応が強ければ、その児童生徒は、無理に最初から最後まで毎日全時間学校に通う必要はないでしょう。
例えば、遅刻して登校したり、登校後に早退したり、あるいは休みを挟みながら登校したりして、徐々に学校生活に慣れることも、毎日学校に通えるようになる一つの手段です。
児童生徒によっては、不登校にならざるを得ない場合もあります。そういう休みが必要な場合もあります。ただ、不登校は廉価な教育の機会を失う、という意味でリスクが大きいですので、できれば回避したいです。
それでも児童生徒の健康が一番大切ですので、不登校になった児童生徒も、自身の人生を守るためにそうしているのですから、不登校を否定できません。不登校を単なる「だらけ」と捉えて、「頑張れ」「努力しろ」と言ってしまっては、その児童生徒の命に関わる事態すら招きかねません。
いずれにせよ、夏休み明けの時期は、児童生徒の様子に注意してもらいたいです。その上で、児童生徒が学校に拒否反応を示し、心身に何らかの異常が見られれば、無理に毎日登校したり、全ての授業を受けたりせずに、徐々に学校生活に慣らしていく、ということも、選択肢として考えておいてください。
健康あっての学力です。まずは、児童生徒の健康を第一に守ってあげてください。

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