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夏休み明けに注意

  • 執筆者の写真: 家庭教師のMIC
    家庭教師のMIC
  • 2021年8月19日
  • 読了時間: 3分

コロナ禍2年目に入って児童生徒が受けているストレスは、尋常ではありませんでした。

特に、5、6月は、 こちらが滅入ってしまうほど、小中学生に心身の異常が見られました。



7月は、どうももうすぐ夏休みだ、という意識が働いてストレスが軽減され、夏休みに入ってストレスを感じずに済んだようです。



ただ、夏休み明けには十分に注意して欲しいです。昨年の記事ですが、専門家も次の記事のように指摘しています。



『コロナ禍でいつもと違う「夏休み明け」 75%の子どもにストレス反応』



夏休みに入ってほっとしていたところで、またコロナ禍でストレスの多い学校生活に戻らなければならないと思うと、児童生徒の緊張は高まります。おまけに、コロナの蔓延状況は、以前よりも酷くなっています。



大人とて、非常にストレスを感じる毎日です。多感な子どもであればなおさらです。さらに、学校生活でのコロナ禍による制約は、一般社会のものよりもずっと強いです。



毎年注意が喚起されますが、休み明けに児童生徒のストレスは一番強まります。恐らく学校に行きたくない、とぐずる児童生徒が多数出現するのではないか、と思います。


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同じストレスの原因(ストレッサー)に対してストレスを受ける度合いは、人によって異なります。人参が好きな人もいれば嫌いな人もいます。あるいはアレルギー反応を起こす人もいます。それと同様に、学校生活に対するストレスの度合いも異なります。



私は、基本的に学校には通った方が良いと考えています。それは、公教育ほど廉価な教育の機会を提供してくれる場は無いからです。ですが、その前提として児童生徒の健康が確保されなければなりません。



夏休み明けでも、心身に異常が見られず、学校への拒否反応が無ければ、その児童生徒は問題ありません。しかし、学校への拒否反応が強ければ、その児童生徒は、無理に毎日学校に通う必要はないでしょう。



例えば、遅刻して登校したり、登校後に早退したり、あるいは休みを挟みながら登校したりして、徐々に学校生活に慣れることも、毎日学校に通えるようになる一つの手段です。



児童生徒によっては、不登校にならざるを得ない場合もあります。そういう休みが必要な場合もあります。ただ、不登校は廉価な教育の機会を失う、という意味でリスクが大きいですので、できれば回避したいです(それでも児童生徒の健康が一番大切ですので、不登校になった児童生徒も、自身の人生を守るためにそうしているのですから、否定してはいけません)。


いずれにせよ、夏休み明けの時期は、児童生徒の様子に注意してもらいたいです。その上で、児童生徒が学校に拒否反応を示し、心身に何らかの異常が見られれば、無理に毎日登校したり、全ての授業を受けたりせずに、徐々に学校生活に慣らしていく、ということも、選択肢として考えておいてください。


健康あっての学力です。まずは、児童生徒の健康を第一に守ってあげてください。


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