国語や英語での作文では、物語を書く(修正再掲)
- 家庭教師のMIC
- 2024年10月31日
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英語や国語の試験の作文の問題で、実力はあるのに、ついつい何も書かずに白紙で解答を終えてしまう生徒がいます。
そうした生徒たちは、決して不真面目だから何も書かないのではありません。真面目に考えすぎているからこそ、何も書けなくなってしまっています。つまり、真面目な性格だからこそ、気軽に嘘や誇張の、あるいは媚を売った文章を書けないのです。
ところが白紙の解答を見た周りの大人たちは、この生徒は反抗的だ、と見なしてしまいがちです。その結果こうした生徒たちは益々委縮してしまい、さらに作文を書けなくなってしまいます。
これまで私は、「あくまでも試験問題で、英語や国語の能力を試しているだけなのだから、嘘を書いても構わない。どうせ人は100%の嘘は書けない」、と指導してきました。
しかし、この言い方には重大な欠陥がありました。真面目な生徒たちは、「嘘を書いても良い」と言われると、真剣に嘘を書こうと考えるために、嘘を思いつかなくなり、やはり作文ができなくなってしまうのです。
そこで生徒とのやり取りの結果、「作文は物語を書け」と指導する方が良い、いう結論に至りました。
世の中、真実ばかりが書かれているのであれば、小説も演劇も映画も存在しません。この世の中にはフィクションは溢れかえっています。作文はフィクションで良いのです。
だから、作文を書く時には、架空の自分を想定して、物語を書きましょう。その際に、普段からネタを用意していると書きやすくなります。ネタの定番は、部活や生徒会、あるいは学園祭などのイベントです。

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