受験での緊張の対処法(修正再掲)
- 家庭教師のMIC
- 2月19日
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宮城県では、いよいよ公立高校受験が再来週に迫りました。
受験で心配することの1つが、本番での緊張です。時には緊張したらどうしよう、とさらに緊張してしまう人もいます。
しかし、緊張しやすい性分の人に緊張するな、と言っても意味がありません。緊張は自分の意思とは無関係に起こる身体反応だからです。
ですので、緊張することを前提に、どう対処するかを考えた方が良いでしょう。
人が緊張するのは、予測がつかない事態に遭遇し、不安に駆られた時です。ですので、予測がある程度ついているとあまり不安には駆られず、緊張もあまりしません(最初からあきらめている場合も、結果を期待していないので、緊張しません)。
したがって、事前に多くの問題をこなしていると、様々な事態への対処法を身に着けているので、緊張はしにくくなるでしょう。過去問を解く意味はここにもあります。どのような順番で問題が出てくるのかを予測でき、さらに類似した問題を見て解けた体験があれば、緊張は緩和されます。
ですが、やはり本番の試験は期待することが大きいだけに、不安も大きくなります。ですので、「緊張してはいけない」と思うよりも、「緊張するものだ」と思って本番の試験に臨み、緊張している中でも忘れていけない最低限のことを覚えておいた方が良いでしょう。
では、緊張する中で忘れていけないことは何でしょうか。
第一に、時間配分です。折角解ける問題があっても、時間が足りなくて手を付けられなければ、得点にはつながりません。公立高校の入試問題は、問題の構成にはさほど変化がありませんので、過去問を見ながらあらかじめ時間配分を決めておきましょう。
第二に、解ける問題を確実に解いていくことです。解けそうにない問題に時間を費やして、解ける問題を逃してしまわないようにしましょう。本番では解けそうにない問題を諦めることも肝心です。解ける問題を確実に解いて、あらかじめ設定してある時間でそこを見直しましょう。それでも時間がある場合に、難問に取り組みましょう。
第三に、読める字を書くことです。折角正答を導いても、読める字を書いていなければ、正答とは見なされません。これも、見直しの時間で確認しましょう。
こうしたことを忘れないためにも、普段過去問を解く時から、おまじない的なルーティーンを作っておくと良いかもしれません。これは多くのプロ競技者が取り入れていることです。最初の一手はお茶、というのが最近は有名です。
そういう普段通りの行動をすることにより、普段の練習の状況を思い出し、自分を落ち着かせることができるのが、ルーティーンの存在意義です。
繰り返しになりますが、本番の試験は「緊張してはいけない」と思って臨むのではなく、「緊張するものだ」と思って臨んで下さい。そして、緊張した状態で何を忘れてはいけないのか、を確認して受験に挑んで下さい。

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