勉強の技術だけ教える塾や家庭教師は不要になる
- 家庭教師のMIC
- 2021年11月13日
- 読了時間: 2分
コロナ禍で、一気にオンライン授業が広まりました。
それと同時に、Youtubeで問題解説を行う方々も多くなったように思います。
私は、この傾向は決して悪いものだとは思いません。
なぜならYoutubeで行われている問題解説には、優れた動画も少なくないからです。
私が最も評価しているのは、『数学を数楽に』という動画チャンネルです。
余計な脚色が無く、ユーチューバーにありがちな誇張や自己顕示がありません。
また、中学入試から大学入試までの幅広い実践的な問題を扱っています。
さらに説明が丁寧であり、また複数の解法を紹介しており、受験対策にはもってこいです。
他にも多くの優良な教育Youtubeチャンネルがあります。
つまり現在では、スマホやタブレットさえあれば、良質の授業を誰でも無料で受けられるのです。
ですので、学校のワークや入試問題の過去問を解いている際につまづく部分があれば、こうしたYoutubeチャンネルを参考にすれば、わざわざ高いお金と多くの時間を使って塾に行ったり、家庭教師に来てもらったりしなくとも、テスト対策はできてしまいます。

ということは、単に勉強の技術を教え、結果が出ない場合には児童生徒にやる気がないからだ、とする塾や家庭教師は不要になるのではないでしょうか。
したがって、対面で授業を行う塾や家庭教師には、児童生徒の学習上の問題を学習面以外の面からも分析し、学習上の障害を取り除き、それこそ「やる気」を引き出す能力と技術が求められるようになるでしょう。要するにケア労働になる、ということです。
このことは、私自身がしっかり自覚しなければなりません。
ただ、Youtubeチャンネルで気を付けなければならないのは、人気がある教育ユーチューバーが優秀だとは限らない、ということです。
往々にして、誇張や自己顕示ばかりしている教育ユーチューバーの方が人気があることもあります。
私としては、優良な教育ユーチューバーを見つけ、ご家庭に紹介できるようにしておくことも仕事の大切な一部になると考えていおります。
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