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保護者の方にお願いしたいこと

  • 執筆者の写真: 家庭教師のMIC
    家庭教師のMIC
  • 2020年10月24日
  • 読了時間: 5分

家庭教師として、保護者の方々にお願いしたいことを掲げてみます。

①児童生徒には、十分な睡眠をさせて、三食しっかり食べさせてください。

睡眠は、一日の記憶の整理の時間です。睡眠をしっかりとらないと、例えどれだけ学習に励んでも、学習内容を記憶に定着させることはできません。

また、睡眠不足で学校の授業を受けていたら、当然ながら授業内容を理解することは難しくなりますし、寝てしまえば内申点まで低くなってしまいます。



また、食事はしっかり摂らせてください。特に朝食は大切です。



朝食を摂らずに学校に行けば、お腹が空いて授業を集中して聞くことはできません。それだけでなく、栄養が足りない状態になると、体が防衛反応を起こし、脳をなるべく働かさないようにします。脳の活動は、カロリーを大変多く消費するからです。


まずは学校の授業をしっかり聞く。学校から出された課題をきちんとこなす。それさえできていれば、少なくとも平均以上の成績は残せます。

ですので、食事と睡眠という生活習慣を、しっかり守らせてください。成績がよい生徒に大体共通するのは、これができていることです。

②保護者の方々は、自分に自信をもって、煽られないようにしてください。

保護者の方々は、児童生徒の教育のことになると、とたんに不安に煽られてしまいます。そのため、「少し考えれば」変だとわかる噂や宣伝文句に動揺し、「安心」にすがりつこうとし、右往左往してしまうことが多いです。

そうならないために、保護者の方にはご自身が今まで生きてきたことと、これまで子育てをやってきたことに自信を持っていただきたいです。

しかし、私にすれば、行動が予測不可能な子供という存在に、365日毎日三食食事を与えてきて、誰も殺めさせることもなく、いま生きさせているだけで、保護者の方々は立派だと思います。

それに加え、保護者の方々が忘れていることは、自分も何かしらのプロだということです。お仕事を継続していらっしゃれば、それぞれの分野のプロです。専業主婦だとしても、あの永遠に終わることもなく、休むことも許されない家事~炊事洗濯掃除など多岐にわたる仕事~のプロです。家事を全てダ〇キンに頼んだら、とんでもなく高額になります。

みなさん、プロです。

ですので、保護者の方々は、ご自身が生きてきたことと、そこで身に着けてきた知識にもっと自信を持ってください。そこで蓄積された知識というものは、膨大なものです。

その知識に自信をもって、どんな学習支援が必要か、あるいは必要はないか、落ち着いて考えてみて下さい。児童生徒の教育に対して不安を煽る業者もいますが、それには気を付けてください。学習支援業は、すがる相手ではなく、利用する相手です。

③児童生徒だけにとらわれすぎずに、世界を広くみて下さい。

保護者の方々が陥りやすいのは、「将来安泰な職業に就かせるためには…」という強迫観念です。その結果、「今」良さそうな業界に向かわせるために何をさせよう、という行動に走りがちです。

しかし、「今」安泰な職業が、「将来も」安泰かどうかは全く分かりません。とりわけコンピューターに加え、インターネットの発達が著しい現代において、どのような未来が訪れるのかは、全く分かりません。ですので、これまでの常識など通用しない可能性の方が高いです。

そうした流動性が高まっている時代において、「今」の視点から「将来」の仕事や生活を固定的に考えて、「今もてはやされていること」に飛びついて学ばさせても、未来の社会がどうなるかは分かりませんから、それが「将来もてはやされること」になる保障はありません。

現在言えるのは、仕事や生活の態様が次々と変わっていく、ということです。ですので、仕事や生活の仕方の変化を幾度となく求められることでしょう。

その際に、変化が起こるたびに「安泰」にしがみつこうとすると、時代に翻弄されるだけの人生になってしまいます。むしろ、社会が変化して「安泰」が崩れたとしても、柔軟に対応する力の方が大切です。



では、「安泰」などないから学習などする必要がないのでしょうか。そうではありません。



社会の変化に柔軟に対応することを可能にするのに、やはり基礎学力は必要条件だと思います。根がしっかり張っていれば、天候がどのように変化しても対応できるものです。基礎学力が根付いていれば、新たな知識が必要となった時にも、対応できるでしょう。

では、こうした変化のスパンが短くなる時代を鑑みた際に、保護者の方々は教育において何をすべきでしょうか。

私は、新聞やテレビ、ラジオ等の媒体を通してニュースに触れ、漠然とでも現在の社会の動きをしっかりと見て頂きたく思っています。

というのは、人は知りたい情報、信じたい情報ばかり集める傾向があります。そのため、ネットニュースばかり見ていると、見たいニュースばかり見てしまい、視野が狭くなり、些末な物事に捕われてしまいます。

なので、注意を払わない、見たくない、時には不愉快な情報も含んで伝えるニュースに毎日触れて頂きたく思います。そうしておけば、例え細々とした問題に忙殺されていても、世界の広さを覚えておけるのではないでしょうか。

このことは、児童生徒の学習内容にもつながります。なぜなら、学校で習う教科というのは、現代社会を理解するための道具であり、生きていく力となるものだからです。

学校の教科は、現代社会と密接に関係しています。ですので、もし保護者の方々がその日に見たニュースを話題にしていれば、児童生徒も自然と現代社会の情報に接することになり、ひいては学校で学習した内容を予習したり復習したりすることになります。

以上のことだけを保護者の方にはお願いしたいです。

あとは、こちらにぶん投げて頂いて構いません。愚痴大歓迎です!

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