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人の脳は多様であることを認識する重要性

  • 執筆者の写真: 家庭教師のMIC
    家庭教師のMIC
  • 2021年1月28日
  • 読了時間: 2分

近年、発達障害やHSPの概念がよく見聞されるようになりました。



こうした概念を耳にした時に気を付けたいのは、レッテル張りをしないことです。



「私は/あの人は○○○だから、△△△だ」と決めつけていると、往々にして、その人をカテゴリーに分類することによって、その人の特性を見失ったり、可能性を否定してしまったり、反対に過大評価することにつながります。



発達障害やHSPの概念の本当の大切なところは、そのようなレッテル張りをするところにあるのではなく、人の脳は生まれ持ったものも、その後の成長過程も様々なので、多様なあり方が存在する、ということを認識できることです。



日本の学校教育は、いまだに全ての児童生徒の成長過程を一直線のものと描いた、画一的な制度が取り入れられています。そこで要求される「ふつう」に合わせなければ、と、児童生徒も保護者も四苦八苦しているように感じます。



しかし、脳が多様である~ニューロダイバーシティ~を認識しておけば、必ずしもその「ふつう」が「正しい」ものではないことが分かります。



ただし、ここで気を付けておきたいのは、学校教育の内容は、「ふつう」を前提にした、必ずしも「正しい」ものではなくとも、やはり重要だ、ということです。将来学校教育の過程を終えた時に、学力はやはり広い社会で生きていく上で重要な手段の一つであり、また社会を見つめる道具になります。



ですので、脳の多様性を認識し、様々なアプローチを行うことで、児童生徒が普通教育を学んでいけるように、工夫を行うことが大切です。



そのためには、児童生徒のサポート役には、「寄り添う」とか「褒める」、「励ます」といった単純な精神論ではなくて、脳の多様性や、その多様な脳のあり方に合った教育方法を学ぶとともに、児童生徒にしっかり向き合い、その特性に見合った学習方法を模索し続けることが求められます。



その要求に応えられるように、まず私自身が学び続けようと思います。



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