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ディスグラフィア(書字障害)

  • 執筆者の写真: 家庭教師のMIC
    家庭教師のMIC
  • 2024年8月9日
  • 読了時間: 2分

色々な事情から、最近になってディスグラフィア(書字障害)の存在を知りました。



学習障害の1種に分類されているディスグラフィアは、文字が読めるけれども書けない(とりわけ漢字)ことに主な特徴があります。



文字が読めず、書くこともできないのであるならば、おそらく周りの人たちはすぐに学習障害(LD)を疑うでしょう。しかしディスグラフィアは文章を読むことには大きな困難はないために、文字を書くことが困難なのは、本人の努力が足りないからだと考えられてしまいがちです。



しかしディスグラフィアの当事者にとっては、「文字を読むこと」と「文字を書くこと」は全く別の労力を必要とすることのようです。当事者が「文字を書くこと」だけに多大な困難を抱えている場合に、それを本人の努力不足として責めてしまうと、できないことを無理強いすることになるので、自尊心を大きく損ないかねません。



もしこのような児童生徒がいれば、まずは専門の機関を頼ることをお勧めします。



仙台市であれば、「アーチル」です。



アーチルも混雑していて中々予約が取れず、さらに事務的な処理が続き、その先の本当の必要な専門医にたどり続くまでには非常に時間がかかります。途中で専門医の診察を受けるのをあきらめる保護者も少なくありません。



しかし、現在では医学の分野は細分化されていて、個々の児童生徒にとってふさわしい医師は全て異なっています。アーチルに通う必要性があるのは、その個々の児童生徒にふさわしい医師を見つけ出すための分析を行っているからです。



若干の辛抱が必要ですが、発達障害が疑われる児童生徒の保護者の方には、一時の我慢をお願いいたしたいです。


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