テストは見直しまでがテストです。
- 家庭教師のMIC
- 2022年7月2日
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中高生は、前期中間試験が終わりました。そこで、これまで何度か書いてきたことを再掲いたします。
テストは点数も大切ですが、それ以上に大切なのは見直しです。
テストが終わって返却されると、ついついテストの点数だけに気を取られて一喜一憂してしまいます。しかし、テストの点数に一喜一憂しているだけでは、本来の学習の目的、つまり学力を身に付けることにはつながりません。
間違えた問題の見直しをしなければ、同じようなミスをし続けます。特に不注意のミスを見直していなければ、自分がどのような不注意のミスをしがちなのかを学べないので、同じミスをし続けるでしょう。
テストで間違えた問題を見直して、どうして間違えたのか、どうすれば正解を導けたのか、を学んでおけば、次回は同じようなミスをする可能性は下がるでしょう。特に、テストの最中は必死に考えているので、間違えた問題の記憶は鮮明です。ですので見直しをすれば、正答を導く方法を身に付けられる絶好の機会です。
つまり、テストの見直しをすることは、次のテストで成績を上げる、最も効率の良い勉強方法の一つです。

毎回満足する点数をとっているので、見直しをする必要がない、という生徒もいるかもしれません。そういう生徒は、正解になった問題も見直しをしてみましょう。
国語や社会、理科の記述問題、国語や英語の作文、数学の証明問題などが代表的ですが、正答の導き方は1つだけではありません。ですので、正解になった問題を見直すことは、様々な正答の導き方を学ぶことにつながります。そうやって様々な攻略法を身に付けておけば、全く異なった問題を解く際に多くの戦術を試すことができるので、やはり次のテストで成績を上げられる可能性が高まります。
とりわけ、模擬試験で付属している模範解答に目を通しておくことは大切です。模試は見直しをしっかりすれば、最良の参考書になります。特に大学受験においては、あれだこれだと様々な参考書を買いあさるよりも、受けた模試の見直しをしっかりとやっておいた方が、成績向上につながります。
そういうわけで、
遠足はお家に帰るまでが遠足ですが、
テストは見直しまでがテストです。

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