テストは見直しまでがテストです。
- 家庭教師のMIC
- 2021年11月5日
- 読了時間: 2分
更新日:2021年11月6日
中高生は、後期中間試験の時期になりましたので、これまで何度か書いてきたことを再掲いたします。
テストは点数も大切ですが、それ以上に大切なのは見直しです。
テストが終わって返却されると、ついついテストの点数だけに気を取られて一喜一憂してしまいます。しかし、返却された解答用紙を放置してしまっては、本来の学習の目的、つまり学力を身に付けることを半分しか達成できません。
もちろん復習をしっかりしてテストに臨むことで、学力は身に付きます。でも解答用紙を見直して、間違えた問題の回答の修正をしなければ、同じミスをし続けます。特に不注意のミスを見直していなければ、自分がどういう状況でどのようなミスをしがちなのかを学べないので、同じミスをし続けます。
テストで間違えた問題を見直して、どうして間違えたのか、どうすれば正解を導けたのかを学んでおけば、次回は同じようなミスをする可能性は下がるでしょう。特に、テストの最中は必死に考えているので、間違えた問題の記憶は鮮明です。ですのでテストの直後の見直しは、正答を導く方法を身に付けられる絶好の機会です。
つまり、テストの見直しをすることは、次のテストで成績を上げる、最も効率の良い勉強方法の1つです。

毎回満足する点数をとっているので、ほとんど見直しをする必要がない、という生徒もいるかもしれません。そういう生徒は、正解になった問題も見直しをしてみましょう。
国語や社会、理科の記述問題、国語や英語の作文、数学の証明問題などが代表的ですが、正答の導き方は1つだけではありません。ですので、正解になった問題の見直しは、様々な正答の導き方を学ぶことにつながります。そうやって様々な攻略法を身に付けておけば、全く異なった問題を解く際にも、多くの戦術を試すことができるので、やはり次のテストで成績を上げられる可能性が高まります。
とりわけ、模擬試験で付属している模範解答に目を通し、必要事項をまとめておいて学習に役立てることは大切です。模試は見直しをしっかりすれば、最良の参考書になります。特に大学受験においては、あれだこれだと様々な参考書を買いあさるよりも、受けた模試の見直しをしっかりとやっておいた方が、成績向上につながります。模擬試験に払った料金には、模範解答の分も含まれています。

そういうわけで、
遠足はお家に帰るまでが遠足ですが、
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