テストの見直しの仕方
- 家庭教師のMIC
- 2020年8月6日
- 読了時間: 3分
こちらの記事で書きましたが、テストは結果だけでなく、見直しをすることが大切です。間違えた問題を放置していると、いつまでたっても間違えた問題を解くことはできなくなります。
反対に言えば、テストの見直しをすれば、それだけで相当に成績の向上を望めます。特に、高校生にとっての模擬試験は、最良の受験参考書だと言っても過言ではありません。
ただ、「テストの見直しをしろ」と言われても、どうやって良いか分からない生徒さんも多くいると思います。そこでテストの見直しの仕方について、書いておきます。
①学校の定期テスト
学校の定期テストは、有難いことに基本的には学校の先生がテスト返却後にテストの解答の解説してくれます。それをきちんと聞いておきましょう。ここで大切なのは、正答という「結果」だけを書かないことです。その正答に至るまでの「過程」をきちんと聞いて、メモを取るようにしましょう。
また、当たった問題だから解説は聞かない、という態度は止めておきましょう。正答に至るまでの過程は様々です。また、解説をきちんと聞いておくと、答え以外の様々な物事を聞くことができるはずです。そうすると、自ずから復習になるとともに、新たな知識を身に着けることが期待できます。
仮に学校の定期テストでも、学校の先生が解説をしてくれないときには、下記②を参考にしてください。
②実力テストや模擬試験
実力テストや模擬試験では、解説をしてくれる人はいません。ですが、解説の冊子が配られます。模擬試験に払うお金は、解説冊子も含んだものだと思って下さい。
見直しをする際にまず大切になるのは、まず「今回間違えた問題を、次にどうすれば正解にすることができるか」という心構えです。漫然と正答を眺めていても、全く次には繋がりません。繰り返しになりますが、正答という「結果」だけでなく、正答に至る「過程」が大切です。問題は毎回違うのですから、過程を考えなければ次回の試験での正答を導けません。
見直しは、間違えた問題だけでなく、全ての問題で行いましょう。というのは、解説には、その問題に関連した様々な事項が記されています。そこには、正答であっても見逃していた事項も載っているはずです。ですので、解説は全て丹念に読むようにしましょう。

例えば英語では、知らなかった単語や熟語、文法事項が記述しています。それらは別途ノートやルーズリーフを用意してメモし、後日暗記するようにしましょう。他の教科でも同じです。
また、英作文や国語の作文は、模範解答例が載っているはずです。英作文ならば、その英作文の模範解答例がどのように組み立てられ、どのような単語、熟語や文法が使われているのか確認しましょう。国語の作文の模範解答例ならば、段落構成や用語、論理展開を確認してみましょう。
一度見直しをしてみて、もし時間に余裕があるのならば、もう一度試験問題を解いてみましょう。そうすれば、見直しをしたことで、どの程度問題の解き方の理解が定着したかが分かります。さらに間違えた問題を見直せば、より理解が深まるでしょう。
試験は受けっぱなしで放置してはいけません。必ず見直しをしましょう。繰り返しになりますが、次に同じ問題が出たら解けるようにしようとする心構えが大切です。

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