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社会や理科の学習にもなる 映画『ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方』

  • 執筆者の写真: 家庭教師のMIC
    家庭教師のMIC
  • 2020年4月30日
  • 読了時間: 2分

更新日:2020年5月16日


本作は、自然農法により農場を作り上げる夫婦の8年間を追ったドキュメンタリー映画です。

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ここで作られる農場は、一般の農業とは異なります。つまり、特定の食物を植えたり生物を育てたりするのではなく、荒廃地に様々な植物を植えることで、生物多様性を取り戻し、その恩恵を被ろうとするものです。





当然ながら簡単に成し遂げられることではありません。しかし、多様な植物は多様な生物の生息地となり、食物連鎖を形成します。その結果、「害虫」や「害獣」もその食物連鎖の欠かせない一部となることで、自然と調和しつつも人間にとっても豊かな農場が出来上がっていきます。 一方、最大の障害となったのは、干ばつや山火事です。最近つとに指摘されますが、これらは地球温暖化によりもたらされたものです。また地球温暖化は地球上の生物多様性を加速度的に失わせています。 新型コロナウイルスの流行は、結局生物としてのヒトは、100年前のスペイン風邪の流行時から進化したわけではないことを思い知らせています(コウモリよりも免疫力がない…)。そればかりか、道具と経済ばかりを進化させてきた結果、ヒトは自らが住む環境自体を破壊しつつあります。 本作はそんな人間社会に対して、環境か経済かという二者択一、ではなく別の選択肢もあるのだ、ということを示唆してくれました。また、食物連鎖とは何か、その重要性は何かを教えてくれており、児童生徒さんにも観賞をお勧めしたいです。

 
 
 

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家庭教師のMIC

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