「勉強」せずに学ぶ:①買い物
- 家庭教師のMIC
- 2022年11月10日
- 読了時間: 2分
「学ぶ」ということは、決して「勉強」するということと同じ意味ではありません。
「勉強」以外のことからも「学ぶ」ことはでき、それによって成績の向上が期待できます。
なぜなら、個々人にとって学校教育を受けることは、仕事も余暇も含めて「生活する」ためにあるからです。ですから、「生活する」ことから学校で学ぶ教科の内容も「学ぶ」ことはできます。
その一例として、買い物を例に挙げてみます。
日常生活で一番頻繁に買うものと言えば、食料品です。その際に行くスーパー・マーケットなどは学習教材の宝庫です。
野菜や肉、魚など、産地と値段が記されています。これは、地理の教科書に載っている日本や世界各地の農漁業の実地教材になります。必死に教科書や参考書で暗記をしなくても、スーパーに行けば、農漁業について実物を見ながら学習できます。
食料品ではありません。日用品でも家電製品でもメーカーや生産地を見てみましょう。世界の様々な地域で生産されたものが身の回りに溢れていることが分かります。それがまさに地理の学習になります。
地理の学習だけではありません。トイレの洗剤をよくみると、「混ぜるな危険」と書いてあります。その「混ぜるな」とは大概酸性とアルカリ性の中和によって化学反応が起きて危険物質が発生するので、「混ぜるな危険」なわけです。
お買い物では理科の勉強もできてしまうのです。
それだけではありません。「税抜き2000円以上お買い上げでポイント10倍」だったら、費用対効果を最大にするためには、何円お買い物をすればよいでしょうか。どの品物を選べばよいでしょうか。数学と算数の援用ができます。
このように、児童生徒に買い物に付き合ってもらうことも、「学ぶ」ことにつながり、ひいては学校での「勉強」の理解にもつながっていくことが期待できます。
あれ欲しい、これ欲しいと言い出されると面倒ではありますが…

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