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公立高校入試の出願希望調査について

  • 執筆者の写真: 家庭教師のMIC
    家庭教師のMIC
  • 2022年1月22日
  • 読了時間: 2分

先日、宮城県の公立高校入試の出願希望調査が発表されました。



こちらの発表を見て喜んだり憂いたりしている公立高校志望者の生徒や保護者の方も、いるかと思います。


ただ、希望調査の結果を見て、「倍率が低いからこちらの高校を受験しよう」と、安易に志望校を変更するのはお勧めできません。



その理由は、


①オープンスクールに行くなどの下調べをしていない高校に合格しても、その先の目標を考えた際に、目標と進学先の高校が合致しているかが不明確である。


②安易に、「倍率が低いから」という理由で受験をすると、受験のモチベーションが下がる。


③少なからぬ人が第一次出願希望調査を見て志望校を変更するので、本試験の倍率は相当に変動する。


からです。



ただ、次のような生徒は希望調査の結果を見て、志望校を再考した方が良いと思います。


①模試を受けても、志望校の合格基準偏差値に及ばず、毎回合格D判定であるのに、志望校の倍率が1.2倍以上ある。


②元々成績が良くなく、自分の実力を低く見て合格基準偏差値の低い高校を受験しようと思っていたところ、3年生になってから成績が向上し、模試では志望校の合格A判定を受けている上に、その上位の高校の倍率が1.2倍以下である。



①のような生徒の場合には、「どうしても公立高校に進学したい」というのであれば、合格基準偏差値がもう少し低い高校を受験した方が良いでしょう。


②のような生徒の場合には、「公立高校でなくともかまわない」というのであれば、合格基準偏差値がもう少し高い高校を受験した方が良いでしょう。



合格基準偏差値は、単に入試の合否を表すだけでなく、入学後に高校で受ける授業のレベルも表しています。ギリギリで合格した後に高校で授業についていけなくなったり、反対に高校の授業が簡単すぎるように感じても、結局損をするのは生徒自身です。


ですので、生徒自身が高校に入って何をしたいと思ったのか、をもう一度振り返って初心に立ち戻り、調査結果に変に振り回されずに志望校を決め、勉学に励んでください。


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