公立高校の受験の準備(修正再掲)
- 家庭教師のMIC
- 2023年2月12日
- 読了時間: 3分
私立高校の受験も終わり、いよいよ公立高校受験まであと1か月を切りました。
そこで、公立高校受験まではどのような準備をすればよいのかを書いておきたいと思います。
①しっかり睡眠をとり、朝食を毎日必ず食べ、健康に気を付ける。
たまに睡眠時間を削ってでも勉強しろ、という「指導者」がいます。
しかし、睡眠時間を削ると当然眠くなるので学習に集中できなくなりますし、睡眠は記憶を整理する時間なので、学んだことが定着しにくくなります。
また、朝食を摂っていないと、エネルギーが脳に回りませんし、お腹もすいて集中力が低下しますので、学校での学習の妨げになります。
ですので、受験前だからといって、生活のリズムを崩してはいけません。生活のリズムを維持し、健康に気を付けてください。健康がなければ、受験どころではありません。
忘れてならないのは、高校受験に合格すると人生が終わり、千年王国が待っているというわけではないということです。高校受験はあくまでも人生の通過点に過ぎません。
②学校の授業の課題をこなす。
この時期になると、おそらくほとんどの学校では、授業は過去問の練習になると思います。この学校で配られる過去問を疎かにしない方が賢明です。
学校の授業中に配られた過去問をしっかり解き、帰宅してから復習すれば、効率的な学習ができます。それを、塾があるから等々の理由で授業の内容を中途半端に投げ出してしまえば、余計な負担と無駄が増えるだけです。
まず、目の前のことをこなしましょう。学校の先生は、塾の先生や家庭教師よりも、圧倒的に多くの受験の修羅場をくぐってきたマスターなのです。
③公立高校の過去問を解く。
公立高校の過去問を解く目的は、問題や回答の形式に慣れることです。どのような問題の流れになるのかを事前に把握すれば、それだけ試験時間を効率的に使うことができますし、試験本番での緊張も和らげられます。
ですので、過去問集を解く時には、必ず時間を計りながら行いましょう。やり方は基本的に私立高校の過去問のやり方と変わらないので、そちらの方もご参考ください。
私がお薦めする公立高校の過去問集は、東京学参のものです。
2023 宮城県公立高校入試過去問題 [ 東京学参 ] 東京学参の過去問集は値段が少々高いですが、回答用紙が付いています。これをA4サイズに拡大してコピーして使えば、本番で使う回答用紙に少しでも慣れることができます(本番はB4サイズ)。
忘れてならないのは、こうした過去問集の値段は、解説を含めたものだということです。過去問を解いた後は、必ず答え合わせをして、さらに解説をよく読んでみましょう。
また、英作文の解答はしっかり見ておきましょう。当然ですが、英作文の解答は千差万別です。ですので、自分が書いた回答と解説にある解答は確実に異なっています。
それでも英作文の解答解説を見ておく必要がある理由は、ああいう模範解答は、出題者が「こういう回答をしてほしい」という意図が分かるからです。さらに、模範解答を見ておくことで、様々な言いまわしの仕方に気づけば、より得点を取れる回答を書ける可能性が高まるでしょう。
過去問は2回繰り返せば十分です。時に5回以上繰り返せ、という「指導者」がいます。しかし、過去問に出た問題は本番では絶対に出ません。
過去問を解く意義は、あくまでも「慣れ」です。同じ問題を何度も繰り返すよりかは、学校の授業で配られたプリントをしっかり解いて、様々な問題に慣れてもらいたいです。

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